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触媒的不斉シリルホウ素化

私たちが開発した新しい反応のいくつかは不斉触媒反応に展開し、不斉合成に応用しています。例えば、末端アレンのシリルホウ素化は内部側の二重結合で選択的に進行することが特徴的であり、不斉炭素中心を有するβ-ボリルアリルシランを与えます。私たちは、この反応がビナフチル型光学活性リン配位子を有するパラジウム触媒を用いることで高エナンチオ選択的に進行し、生成物を最高93%の鏡像異性体過剰率で与えることを明らかにしました。[Ref. 1] 得られた光学活性β-ボリルアリルシランは不斉合成に有用な中間体であり、不斉転写を伴う環状アルケニルホウ素化合物への変換などに応用できます。

asymmetric silaboration of allene80.jpg
 

また、同様のパラジウム触媒を用いると、meso-メチレンシクロプロパンのシリルホウ素化を伴うC-C切断反応が高エナンチオ選択的に進行することも明らかにしました。[Ref. 2] 本反応は、二つの官能基導入を伴う触媒的不斉炭素―炭素結合切断を初めて実現したものです。

asymmetric silaboration of MCP80.jpg
 

触媒的不斉ビスシリル化

私たちは不斉触媒反応に効果的な新しい光学活性配位子の開発にも精力的に取り組んでいます。詳細は次のセクションで取り上げていますが、機能性部位を含有するらせん高分子の右巻きまたは左巻き選択的な構築法を確立し、これを不斉触媒に応用することに最近成功しました。また、キラルなイソシアニドが遷移金属触媒の不斉配位子として機能することを初めて明らかにしています。[Ref. 3]

asymmetric bissilylation80.jpg
 

関連研究

参考文献

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Last-modified: 2009-01-21 (水) 18:02:04 (3191d)