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インターロック分子・超分子ポリマー

 1置換ピラー[n]アレーンにゲスト部位を導入することで、ピラー[n]アレーンの空間にゲスト部位が取りこまれた超分子構造体である自己包接錯体・超分子ポリマーを合成しています(図1)。輪成分であるピラー[n]アレーンを軸成分に貫通させて末端を封鎖することで、輪成分が機械的に閉じ込められたインターロック分子の合成も行っています。軸成分に2つの等価なステーションを導入した[2]ロタキサンにおいて、ステーション間の距離を長くしても、輪成分であるピラー[5]アレーンのステーション間の並進運動速度は、変化しないという興味深い分子運動特性についても明らかにしています(図2、オランダ・アムステルダム大学A. M. Brouwer教授との共同研究)。

図1

図2