公募研究

公募要領

領域名: 反応集積化の合成化学 革新的手法の開拓と有機物質創成への展開
領域略称名: 集積反応化学
領域番号:  2105
設定期間: 平成21年度~平成25年度
領域代表者: 吉田 潤一
所属機関: 京都大学大学院工学研究科

 本領域では、今までに蓄積された莫大な知識に立脚し、有機合成化学をより高効率な物質合成法へと再構築するとともに、新しい視点や斬新な手法を導入し、新たな高みへと飛躍することを目指す。特に、時間的・空間的反応集積化に焦点をあて、集積化により短寿命活性種の制御と活用が容易になるという特長を活かして、従来達成困難であった分子変換法を構築するとともに、実際の生物活性物質合成や機能性物質合成への展開を行う。これらの研究により、反応集積化による合成化学という新しい学術領域を構築し、それを医学・薬学・材料科学等の広範な分野に大きく貢献できる実践的合成法として成熟させることを目的とする。
 このため、次の研究項目について、「計画研究」により重点的に研究を推進するとともに、これらに関連する2年間の独創的な研究を公募する。1年間の研究は公募の対象としない。研究分担者は置くことはできない。
 公募研究の単年度当たり(1年間)の応募額は、300 万円を上限とする。採択目安件数は、概ね40 件程度を予定している。研究項目A01では、同一時空間反応集積化(タンデム・ドミノ反応等)、時間的集積化(ワンポット合成等)、空間的集積化(フロー合成等)やそれらの高度複合化など、反応集積化法の新しい展開を図る研究を、研究項目A02とA03では、反応集積化を活用した生物活性物質(A02)や機能性物質(A03)の実践的合成法の開発に関する研究を対象とする。革新的で斬新な発想に基づく意欲的な研究提案を期待する。

研究項目

  • A01 反応集積化法
  • A02 生物活性物質の集積合成
  • A03 機能性物質の集積合成

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