論文紹介アーカイブ

2000年

Mori, Y. et al. J. Neurosci. (2000). 20, 5654-5662

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小脳性運動失調マウスRolling Mouse Nagoyaの変異が、α1Aサブユニットの電位センサー構造S4の正電荷を中和することを明らかにした。また、P/Q型チャネルのgating chargeが損なわれ、電位感受性が機能的に減弱することが明らかとなった。その結果、小脳プルキンエ細胞における、活動電位発生伝播が損なわれることが示された。

Bichet, D. et al. Neuron (2000). 25, 177-190

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電位依存性Ca2+チャネルの発現が、α1サブユニットのI-II linkerとβサブユニットとの間の結合によりどのように制御されるかを明らかにした。βは、I-II linkerを介したα1のERへの保持を解消し、α1とβの複合体の形質膜への移行を促進することを示した。