私たちは、物理有機化学に基づいた動作原理を基礎にして、有機合成の手法を駆使して分子を合成し、新規な光・磁気・電気の複合機能を有する有機機能性材料を開発する研究を行っています。有機分子は、「分子設計」という手法でその機能を設計することが出来ます。様々な機能をもった分子は「分子エレクトロニクス」といわれる分野で活躍することが期待されています。研究室では設計から物性測定までをカバーする幅広い研究を行っています。私たちの研究の魅力のひとつは、新しい有機化合物を自分で設計できて新物質を作り出すことができることです。大げさに言うと、「扱っている物質は人類が始めて手にした物質である」という状況が比較的簡単に実現できます。新物質を設計して合成することにより、自らの手で研究対象を作り出すことができるのが私たちの研究の特色です。もうひとつの魅力は、比較的少数の研究者で機動力の高い研究が展開できることです。頭の中に生まれたアイデアをすぐに実行して一気にその実証まで進めるときは、研究の醍醐味を味わえるときです。

論文で新化合物を発表すると、化合物を世に出すためのプロデューサーになったような気分になり、その化合物の注目のされ方が気になります。スーパーヒット作の新物質(英語ではBlockbusterと言います)を創り出すことを目指して日夜研究する毎日を送っています。松田研究室ではこのような分子開拓をともに行ってくれる若い力を募集中です。

 

2023年3月17日 (金)
【新年度の予定】2023年度最初のミーティングは 4/4 (火) です。
新たに配属された 4 回生も含め、10:00 に桂キャンパス A2 棟 307 号室に集合してください。
2022年12月23日 (金)
【研究室見学】本年度の研究室見学を以下の日程で行います。
・2月 10日 (金) 13時 00分 A2棟 308号室集合 (合成・生物の日)
・2月 15日 (水) 13時 00分 A2棟 307号室集合
・2月 20日 (月) 10時 00分 A2棟 303号室集合 (合成・生物の日)
・2月 21日 (火) 15時 00分 A2棟 307号室集合
どの日程も都合がつかない場合は松田教授と個別にメール相談をしてください。
2022年8月5日 (金)
D2 濱本 穂高 君が高密度共役の科学 2022 年度第 6 回若手会でポスター賞を受賞しました。おめでとうございます。
2022年5月11日 (水)
Chem. Eur. J.の論文がFront Cover(表紙)になりました。Cover Profile Page