JSPS短期留学プログラムを利用して、Kübraさん(博士課程学生:Max Planck Institute (Mainz))が来日しました。3か月、浜地研で超分子ペプチド材料の研究に取り組みます。
小島君(浜地研OB/現:小野薬品)、清中先生(名古屋大)、柚崎先生(慶応大)との共同研究の成果が、サイエンス・ジャパンのWEBサイトへ掲載されました。(科学新聞2022.07.01号「脳内で運動機能を制御 グルタミン酸受容体 選択的 に活性化可能 新技術「配位ケモジェネティクス法」開発 :ゲノム編集マウス作製 人工リガンド投与で成功」)
Nagoya University, Kyoto University and Keio University collaborate to develop new technique chemogenetic method: Creation of genome-edited mice successful by administering artificial ligands
2022.08.01
(https://sj.jst.go.jp/news/202208/n0801-04k.html)
清中先生(当時:准教授、現:名古屋大学教授)、小島君(当時:博士課程学生、現:小野薬品)が、パラジウム錯体の配位化学とグルタミン酸受容体の適切な点変異を組み合わせた「配位ケモジェネティクス」と呼ばれる新しい神経伝達物質受容体活性化戦略の開発に成功しました。その成果は、Nature Communication on line版に掲載されています(https://www.nature.com/articles/s41467-022-30828-0)。これによって、マウス脳スライスでの細胞選択的で、代謝型グルタミン酸受容体選択的な活性制御が可能となり、本手法は、複雑な脳内神経ネットワークの理解に貢献する化学生物学ツールとなることが期待されます。この研究は、清中先生が浜地研に着任直後からスタートした研究成果(OcCC化学)のよりスマートな戦略への発展系であり、ポスドクだった窪田君(現:浜地研講師)、道端さん(当時:修士課程学生)などから小島君への素晴らしい連携プレーの賜物です。また、慶應大柚崎研、名古屋大学との緊密な共同研究のお陰でもありです。
浜地が3月のACS meeting Graduate Student Sympoで招待講演し、Purdue大学の博士課程学生さんから以下のframeを頂きました。
Dear grad students of Purdue Univ, I very much appreciate your great efforts to organize such a wonderful symposium!
小島君(浜地研OB)の博士論文公聴会を以下の通り開催(ハイブリッド形式)いたします。多数のご来聴を歓迎致します。
1月7日(金):13:30-14:30 桂キャンパスA2棟306号室
「Development of chemical and chemogenetic tools for elucidating glutamate receptor function」