山浦君(浜地研研究員)、清中准教授らによる「リガンド指向性化学を基軸としたGABA受容体に対するアロステリックモジュレーター分子の発見」に関する成果が Nature Chemical Biology (doi:10.1038/nchembio.2150)に掲載されました。これは浜地研で独自に開発したリガンド指向性アシルイミダゾール化学(LDAI)化学によって、抑制性の神経活動を司る鍵タンパク質であるGABA受容体を生細胞で選択的にケミカルラベル化し、これにさらに浜地研オリジナルのBFQR法を組み合わせる事によって構築した蛍光性バイオセンサーを用いた世界初の独創的な方法論によるものです。この生細胞ベースのバイオセンサーを活用する事に寄って、ある化合物ライブラリーからこれまで知られていなかったGABA受容体の機能を制御するアロステリックモジュレーター分子を発見しました。電気生理学的解析では、福岡大学の沼田先生/井上先生に大変お世話になりました。
山浦圭君(浜地研研究員)の博士論文公聴会を行います。多数のご来聴歓迎いたします。
8/8(月) 9:00より【A2-303講義室】
「Novel methods for drug discovery and development using ligand-directed chemistry」
浜地研博士課程学生の三木君と安枝君の博士論文公聴会を開催致します。
多数のご来聴をお願いします。【A2-302講義室】
2/22(月) 13:30 三木卓幸君「Protein functional analysis and proteomics by novel chemical labeling」
2/22(月) 14:30 安枝裕貴君「A method for chemical proteomics based on the selective localization of labeling molecules in living systems」